セカンドオピニオン

最近、日本でもセカンドオピニオンと言う言葉をよく耳にするようになりました。
これはアメリカから流行した医療システムで、癌などの重大な病気にかかった時にひとりの医師のアドバイスに頼らずに、外科的手術や放射線治療、投薬治療などのそれぞれの専門の医師と治療法を検討して、自分で最適な治療法を選択するシステムです。
しかし現在アメリカでは所得格差が問題になっているにも関わらず、アメリカの医療は有料で高額な治療費を要する為、このような処置を選択できるのは、ほんの一握りの富裕層の人達だけという悲しい現状です。
現在の日本は完全にアメリカ追従の政策で、医療の制度においてもEUや韓国と違って年々治療費の自己負担分が増えています。
そして現在の健康保険制度による医師の診療行為は点数制度においてそのポイントが引き下げられた為、外来での診療は無駄な診療がとても多く、5分刻みの医師にとっては、とてもハードなスケジュールがとられています。
これは、単に医師の負担やストレスを増やすばかりではなく、短時間の診療はではなかなか病名や治療方針を立てることは難しいです。
日本ではセカンドオピニオンを推進する前に、まずこの医療現場の職場改善に着手しなくては早期に発見できる病気も、下手をすると治療が施せないほどに進行する恐れがあると感じます。
TVドラマでは、よく医師が患者の顔色やそぶりを見て、病気に疑いを持つシナリオが書かれていますが、このような行動は医師に心の余裕と考える時間がなければどんなに優秀な医師でも、それを見逃してしまうことが多いと感じます。
特に最近の医師は、検査によるデータ重視で、顔色や患者の言葉に注意を払う医師が少ないように思います。薬の配布や整形外科での理学療法士による施術は、医師の診療無しでも出来るようにするなどして、医師たちに余裕を持たせることが必要です。

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